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STORY01

高い技術力を
誇る自社一貫生産

モリタインテリア工業の家具作りは、企画からデザイン、製作、仕上げまで、すべて自社で手掛ける一貫生産。デザイナーや職人など家具作りに欠かせないプロフェッショナルたちが、ビジュアルにも品質にもこだわった家具をつくっています。
自社工場には、数十名の家具職人が在籍し、20年・30年と経験を積んだ熟練も多数います。塗装作業1つを身につけるだけでも5~6年と言われる世界。木材の裁断、加工、接着、面取りなど、各工程の職人たちが丁寧に家具を仕上げます。時には、職人同士で「この断面は板目か柾目(まさめ)のどちらがいいか」など、木材のカットの方向を話し合い、見た目の美しさと強度を高めていく…そんな緻密な工程を繰り返し、モリタインテリア工業の家具は生まれます。

70年の歴史と
培ってきた信頼

私たちの家具は、お客様の手に渡る前に、第三者による厳密な強度試験をクリアし、JIS規格を上回る品質を持っています。しかし、それでも使い続けているうちに、経年劣化や思わぬアクシデントによる損傷が起こるかもしれません。そんな時、きめ細かいメンテナンスに対応できるのも、自社一貫体制の魅力です。例えば数十年前の家具であっても、熟練の職人たちの手によって、木部の補修など、できる限りのメンテナンスを行います。
先日も、25年前の椅子の修理の依頼がありました。長年、使い続けてきた愛着のある家具だから、どうしても直してほしいとのことでしたが、残念ながら壊れた部品が、今では生産されていないレトロなものでした。そこで破損部分だけ別の部品でリメイクして、全体の見た目は変わらないように工夫。「家族の思い出がつまった家具が帰ってきた」と喜んでいただけました。

「ずっと大切にしたい」と
思われる幸せ

思えば、この現代社会において、時が経つほど価値が上がるものというのは珍しいかもしれません。家族の愛着や思い出、ともに過ごした時間の長さだけ、その家具は持ち主にとって大切なものになっていきます。幼い頃にうっかり付けたキズさえ愛おしい。使い込むほど価値が上がるというのも、思い入れのある家具だけが持つ魅力かもしれません。
長く持ち主の暮らしに寄り添うために、高品質の家具をつくることはもちろん、購入後のメンテナンスまで責任を持つ。モリタインテリア工業はこれからも「一生ものの家具」をつくり続けます。